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感動の再会

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 やっと来ました!寝台列車!
みんな列車が完全に止まらないうちから慣れた感じで乗り込んでいく。負けちゃいられない!とGAKUも焦って乗り込んだ。
参った・・・。自分の席はかなり後ろの車両だった・・・。
みんな沢山の荷物を持ち込んでいる上に早く寝ようと、ベッドの用意で通路はごった返している。やっとのことで、自分の席に着いたが、既にGAKUの椅子はベッドに変えられていた。10分ほど前までザワザワとしていた車内もみんな寝床に着いたのか、急に静かになった。
GAKUもさっさと着替えて寝よう・・・。今日は色々あって疲れた・・・。
 ふと目覚めると、窓の外は薄明るい。ちょっと起きるのが早すぎたようだ。
見渡す限りの湿地帯が広がる。たまに人影も見えるが、国境に近付いているのがわかる。
調べによるとタイ国鉄は定刻というものがあって無いようなもの。
2〜3時間遅れるのは当たり前。ということで2度寝を決め込む事にした。
 1〜2時間経った頃、なんだか、周りが騒がしい。
ベッドのカーテンを開けると、今までベッドが並んでいた車両は殆どは椅子に直されていた。車掌にいつまで寝てるの?(ーー;) という顔をされた。寝すぎたようだ。(^^;)
 今どの辺を走っているのだろう・・・?いつ着くのだろう・・・?
しかし、なんせタイ国鉄。まだまだ着かないだろうな。せっかくだから車内見学をしよう!
 かなり長い列車だった。10両以上はある。
日本じゃ考えられないことだが、乗り込むドアを開けっ放しで走っていた。でもこの列車にはそれが妙に似合っている。
2等車でもエアコン付きとエアコン無しのファンのみの車両がある。
ファンの車両はかなりジメジメしている。
さらに進み、最前車両に着いた!食堂車らしい。
一人のウェイターとタイコーヒーを飲む一人の欧米人がいる。
GAKUもタイコーヒーでも飲むかと、ウェイターに注文した。
何やら困った顔をしている。(–; 
GAKUの下手なタイ語が通じなかったのだろうか・・・?
今度は解かり易く、コーヒーを飲んでる客を指差し、同じモノをくれ!とジェスチャーで注文。またまた困った顔をしている。(–;;
なんでだろう・・・。
食堂車に見えるが、実はスタッフ専用車両?
ウェイターはタイ人に見えるが実はラオス人?
それとも日本人をバカにしている?
GAKUも困った顔をした時だった。(–; 
今まで黙っていたウェイターが口を開いた・・・。
「ナウ、ノンカイ(終点の駅)!!」うっそ〜ん。w(゚O゚)w 早く言ってぇ〜・・・。
 窓の外を見ると、駅らしき建物が・・・。列車も減速・・・。
やばい、GAKUの荷物は遥か後ろの車両に・・・。
あ゛〜、着いてしまった。
みんなが降りようとしている中を逆走する力は既に無かった。
一回降りて、後ろの車両に向かう方が早い!
降りて、自分の車両へ走るGAKU・・・。
「GAKUっ!?」
日本語でGAKUの名前を呼ぶやつが!!
振り向くとわざわざ迎えに来てくれた知り合いが!!
それどころではない。GAKUの荷物がまだ後ろの車両に!
キョトンとした知り合いを置きざりに、必死に走るGAKU・・・。
感動の再会なんてありゃしない。
何でいつもこうなるの・・・。 ====。。。ヘ(;^^)ノ
つづく (^^;)/~~

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