強い毒性と感染力を持つ新型インフルエンザ対策として、富士フイルムグループの富山化学工業が新しい抗ウイルス薬「アビガン錠」の製造販売を承認へ。
〔厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会 2月3日〕
ウイルスのRNAポリメラーゼに作用し、ウイルスの複製を阻害する。鳥インフルエンザA(H5N1等)型に有用性が期待できる。
[条件]
・タミフルなどの既存の薬が効かない新型インフルエンザが発生した場合に出荷
・妊娠中の女性などに処方しないこと
・安全性や有効性を確認する臨床試験を続けること、患者に文書で説明し、同意を得たうえで処方すること